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​花粉症のうた

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冷たい朝の風が
少し柔らかくなった
季節の変わり目
くしゃみを一つ

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風邪かなと思ったら
そうかもうこの季節か
君がもうすぐそばまで
来ている気がした

 

春風が吹くたびに
「私を忘れないでね」って
言っているような気がして
赤い目をこすって
鼻水を堪えて
「大丈夫だよ」って
どうせ一年経ったらまた思い出すよって
笑った

 

 

どこかの学者が
特効薬を作ったとして
この恋煩いみたいな
病は本当に治るのかな

 

夏の足音が
聞こえるその時まで
短い時間だけど
どうか優しくお付き合い

 

春風が吹くたびに
「私のことを忘れないでね」って
言っているような気がして
赤い目こすって
鼻をすすって
「大丈夫だよ」って
どうせ一年経ったらまた思い出すよって
笑った