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梅雨明けラプソディ

 

 

ポツポツと降り出した雨

「またこの季節が来たんだね。」

悲しそうにそうつぶやく

君が外を見つめる

 

洗濯物が乾かない

渋滞するいつもの道

悪いところばかりが気になるけれど

僕は…

 

雨は嫌いじゃないんだ

むしろ好きな方だよ

雫に打たれて

歩くのが気持ちいいくらい

でも君が少し

イヤな顔するから

合わせて僕も

苦笑いしてみるよ

 

ジメジメが増してきた頃

「買い物でも行ってみようよ!」と

連れ出すんだ雨の中を

夕飯は何にしようか

 

水溜りを飛び越えたり

知らない虫の声が聞こえたり

いつも味わえない楽しみが

ほら あるから

 

雨は嫌いじゃないんだ

むしろ好きな方だよ

アスファルトの匂いが癖になるくらい

ほら君の顔も変わってきたよ

たまにはこういう日もいいもんでしょ?

 

雨は嫌いじゃないんだ

むしろ好きな方だよ

雫に打たれて

歩くのが気持ちいいくらい

せっかく巡ってきたこの季節

二人で楽しく過ごしていようよ

気が付けば光が差してきたよ

 

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